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限界芸術論
鶴見俊輔
発行年:
1999.11
発行元:
筑摩書房
サイズ:
105×148mm
仕 様:
464頁
芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に 〈目次〉 芸術の発展 大衆芸術論 黒岩涙香 新聞小説論―高木健夫『新聞小説史稿』を読んで 円朝における身ぶりと象徴 『鞍馬天狗』の進化 まげもののぞき眼鏡 冗談音楽の流れ 一つの日本映画論―「振袖狂女」について 現代の歌い手 国民文化論
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