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写真集の本 明治〜2000年代までの日本の写真集662

飯沢耕太郎 著、打林俊 著、中村善郎 編

お届け: 9月25日以降順次発送(先行販売)
発行年: 2021.10
発行元: カンゼン
著 者: 飯沢耕太郎、打林俊
構 成: 中村善郎
仕 様: B5・208ページ
日本の「写真集」の今見るべき傑作を、写真評論家の飯沢耕太郎により、彼の巨大コレクション中から662冊をセレクト。
希少本から、知られざる自主出版本まで、多数の書影とともに紹介する。共著には、写真史家・写真評論家の打林俊。つくば写真館85の「パリ-ニューヨーク-東京」を手がけた中村善郎が構成、デザイン。
江戸末期のイノベーターから2020年のモンゴルから来た写真家まで。各時代の「写真の現在」が俯瞰できる、また、編集・デザイン・印刷されたモノとしての「写真集」のコレクション・ガイドにもなっている。
  
  
著者より
本書で取り上げているのは「日本の写真集」である。日本人が撮影し、国内で編集・発行された写真集が基本だが、外国の出版社で刊行された日本人の写真集もある。さらに外国人が日本国内で撮影した写真集も含む。 「日本の写真集」の素晴らしさ、レベルの高さは特筆すべきものがある。日本の写真家たちは、写真集を自らの作品世界を展開する最終的な媒体と捉え、制作に全精力を傾けてきた。その厚みと広がりは、世界的に見ても比類がない。
「日本の写真集」の特徴はなんだろうか。一言でいえば写真家たちの「生の器」としての役割を果たしているということに尽きる。むろん彼らの生のあり方は多種多様であり、各時代に個性的な写真家たちがひしめきあい、グラフィック・デザイナー、編集者、印刷業者らとの共同作業によって、多彩な貌つきの写真集をつくり上げてきた。(飯沢耕太郎)