NADiff a/p/a/r/t 10周年を記念して、10人のアーティストとコラボレーショングッズを連続リリース。
第一弾の森山大道、第二弾の田中麻記子に続く第三弾はアーティスト・淺井裕介。
表紙には、淺井自身が旅の途中のジョージアで描いた絵
裏表紙には、NADiff10周年を記念して様々な土を使って描き下ろしていただいたNADiffのロゴ、
そして、中ページにも今回のオリジナルノートの為に描き下ろしいただいた生き物たちが散りばめられています。
糸縫い製本なので、ピンク色の糸もポイント。

淺井は個人のアトリエでの制作と並行して、2003年よりマスキングテープに耐水性マーカーで植物を描く「マスキングプラント」の制作を開始、また、滞在制作する各々の場所で採取された土と水を使用し、動物や植物を描く「泥絵」や、アスファルトの道路で使用される白線素材のシートから動植物の形を切り出し、バーナーで焼き付けて制作する「植物になった白線」など、条件の異なったいかなる場所においても作品を展開する。淺井の描く動植物たちは多くの場合画面に隙間なく併置され、大きな動物の中に入れ子状に小さな動物が現れたりと、ミクロの中にマクロが存在するこの宇宙の生態系を表しているようでもある。

NADiff Gallery :淺井裕介「ピュシスとピュシス − テープと旅のドローイング」 2020.10.22[木]—2020.12.27[日]

NADiff Gallery :淺井裕介「Daily Records ―Georgia, Istanbul」 2018.12.21[金]—2019.02.03[日]