NADiff

TOPICS

 
 

CATEGORY

東京都写真美術館
東京都現代美術館
Bunkamura
水戸芸術館
京都市京セラ美術館

NADiff website www.nadiff.com

-

Images: 01 02 03 04       

Tagged: da大 in print

ART

c-SITE#2 Topic : Sample「サンプリング」

da大 in print

発行年: 2019.07
発行元: da大 in print
サイズ: 180×240mm
言 語: 中国语/日本語/英語
デザイン: ori.studio
c-SITEは一つの学科と分野に拘らず、あるテーマに対して物質的及び非物質的な角度から検討とリレートークを行う形で作られていく。伝統的なインタビューによく見られる質疑回答に代わり、有機的且つ (a → b) , (b → c) … (j → a) のように順番を追うような形で、即ちリレートーク参加者 (a) から (b) に質問し、(b) はそれを回答した上で次の参加者であるcに質問するような形をとることで、より自然で且つ能動的な対談となることを目指す。
また、異なる背景、経験と考え方を持つ方々のご見解をまとめることで、一つのテーマにおいてその本質と潜在力をより深く分析し、それに対する人々の理解と考え方をできる限り幅広く伝えていくことを最終目標としている。


サンプリング

この複雑で変化の多い世のなかで生きている限り、我々は常に周りの物事に対して「サンプリング」という行為を行わずにはいられない。また、サンプルとして採集される対象そのものも多様化した場面に置かれている。その場面とは、自然現象や音や温度や断片的な時間かもしれないし、或いは物事に対する考え方かもしれない。サンプルに対する意図的な収集、体験、質疑、判断などの過程に、特定の物事に対する人々の態度と考え方が現れる。エレメントというのは元の場所や空間、時間から採集された途端に、人々の異なる理解と体験とともにささやかな変化を始めるのだ。

サンプルは元の場所に対してどんな思い出を持っているのか。物事の本質は、採集過程においてどういう変化を遂げるのか。サンプル自身の特徴って、感性と思考を合わせたらどういう結果をもたらすのか。サンプルと元の環境との束縛はどういうふうに切ったらいいのか。サンプリングと時間の関係とは何なのか。変化を遂げたサンプルは元の場所とどういう関係を持つのか。物事に対する採集という行為は、逆方向でもあり得るのか(我々が逆に採集されたりするのか)。採集された物事は異なるスケール/時空間上で転換できるのか。

飯塚純
日山豪
島田陽
David Reinfurt
Na Kim
宇田川 直寛
高倩彤
長見 佳祐
Joost Grootens
東地雄一郎