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キュラトリアル・ターン アーティストの変貌、創ることの変容

発行年: 2020年
発行元: 昭和堂
仕 様: A5判
頁 数: 308頁
本書では、アーティストと哲学者を交えた幾重もの対話、批評的な論考、ユニークは実践のドキュメントをとおして、時代の潮流のなかを航るアーティストらのキュラトリアルな振る舞いとその意味が浮き彫りにされていく。

「創ること」の現在を生きた言葉で呈示し、さらに、「創ること」のこれからの可能性を示唆しながら、実践と理論の架橋を企てる一冊。


【目次】
はじめに

[第1部]批判力のあるキュレーション―アーティストによるその実践

Chapter 1■アーティストにとってキュレーションとはなにか
(椿 昇・藤 浩志・日比野克彦・川俣 正・小林康夫・三木順子)

Chapter 2■ポスト・ミュージアム時代の美術館
(日比野克彦・藤 浩志・三木順子)

Chapter 3■グローバル時代における地域
(川俣 正・小林康夫・椿 昇)

Chapter 4■「いま」を創りながら「いま」を生きる
(川俣 正・小林康夫・椿 昇・日比野克彦・藤 浩志・三木順子)

[第2部]キュラトリアル・ターンの時代のアートのゆくえ

Chapter 5■生きるための技術(アート)
(藤 浩志・椿 昇・三木順子)

Chapter 6■日本におけるアートの「居場所」のキュレーション
(三木 学)

Chapter 7■グローバリゼーションとコンテンポラリー・アート
(ペーター・ヴァイベル/三木順子 訳)

Chapter 8■〈ドリーム・キュレーション〉をめぐる対話―〈Nature After Nature〉の方へ?
(小林康夫)

[第3部]解釈の創造性―アーティストによるその実践

Chapter 9■再演される建築、通過者たちのまなざし
―ニカ・ラディッチによる映像インスタレーション (市川靖史・高野友実)

Chapter 10■よそ者(アウトサイダー)のまなざし―解釈が表現になるとき
(ニカ・ラディッチ/三木順子 訳)

Chapter 11■「映像×建築」再考―イメージはどこから来て、どこへ行くのか
(池側隆之×三木順子)

あとがき