発行年: |
2019 |
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発行元: |
美術出版社 |
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仕 様: |
サイズ:A4変型(28.2×21 cm)
ページ数:328ページ |
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言語: |
日英バイリンガル |
糸はもつれ、絡まり、切れ、解ける。
それは、まるで人間関係を表すように、私の心をいつも映し出す。
Threads become tangled, intertwined, broken off, unraveled.
They constantly reflect a part of my mental state,
as if they were expressing the state of human relationships.
ベルリンを拠点にグローバルな活躍をする塩田千春は、記憶、思考、恐怖、夢、沈黙など、かたちの無いものを、パフォーマンスやインスタレーションを通して表現することで知られる。
本書は、大規模なインスタレーション6点に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、関連ドロ一イング、舞台美術の関連資料などを加え、1990年代から20年に渡る塩田千春の仕事を網羅的に体験できる初の大規模個展を収めたもの。建畠晢の詞、塩田千春へのインタビューも収録。
ダイナミックなインスタレーションの数々を通して、自分自身の生と、この世界にあるさまざまな人生の旅路、そして人々の魂の機微を感じて頂きたい一冊。
●掲載作品
《不確かな旅》Uncertain Journey, 2016/2019
《静けさのなかで》In Silence, 2002/2019
《時空の反射》 Reflection of Space and Time, 2018
など、およそ100点を掲載