発行年: |
2017
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発行元: |
edition.nord |
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サイズ: |
A4判 |
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頁 数: |
100頁 |
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印 刷: |
カラー / 高品質レーザー印刷 |
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部 数: |
初版300部 |
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製 本: |
中綴じ / ステイプル無し / opp袋入り |
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表 紙: |
透明フィルム / モノクロ / レーザー印刷 |
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デザイン: |
秋山伸 + 黒崎厚志 / エディション・ノルト |
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写真家・山本真人は、2008年から、
建築や街路の封鎖のために設置された、仮設的な合板のアッサンブラージュを撮り始め、
いつしかそれは〈tiger park〉と名付けられるようになった。
ことさら探すような行為はせずに、
日常生活や仕事のための移動で見つけた際に撮影されたという〈tiger park〉は、
写真家が住む東京を中心に、日本の地方都市や海外においても採取されている。
──本書ではあえて撮影日や場所は記載していない。
[作家コメント]
それは、まるでジグソーパズルのピースを埋めるように 街に点在する。
建物や街が負った傷口を被うかさぶたのようにそこに貼りつく。
周りのコンクリートや異素材と共演し、ベニヤの木目は燦然と輝いているように見える。
薄いベニヤが内部への侵入を拒絶する時、
内部で起こり得た事象や痕跡へ向けられた想像で内部空間が満たされていく。
一度タイガーパークの内部に入り、外に向かって撮影してみたい。
ベニヤの微かな隙間から外光が差し込んでくる光景も良いかもしれない。
その隙間からこちらを覗き込む誰かが写るかもしれない。
──山本真人/2017年11月
〈tiger park〉は、山本の妻でやはり写真家の新居明子との制作・出版ユニットの「sosoup」から、
2冊のジンとして発表されているが、
本作品集では、それらからの抜粋と2012年以降の未発表作を収録している。
本文が綴じられていないことを利用した、本の前半と後半に連続するA3大のシートが4面含まれています。
また、本文がバラバラになる可能性もありますが、自由に再構成して下さい。