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Critique

マルチチュードの文法

パオロ・ヴィルノ

発行年: 2004.02
発行元: 月曜社
サイズ: 46判
仕 様: 並製カバー装、264頁
ネグリ以後のイタリア現代思想を代表する論客ヴィルノの本邦初訳! 「マルチチュードとは〈多数的なもの〉あるいは複数性を意味します。それは、国家という〈政治的決定の独占〉に身を任せることなく 公的領域のなかで協力して行動する各人の総体のことを意味するのです」。『〈帝国〉』ではその由来が明示されなかった最重要概念を講義形式で明瞭に解説。 国家に従属する「人民」概念との鋭い対立のもと、スピノザの『国家論(政治論)』において「マルチチュード」概念は生まれた。 それは、大量生産と大量消費の時代を過ぎ越し、資本主義社会への隷属と抵抗のはざまに生きている現代人の生の実態を明かすキーワードでもある。 注目の書、ついに発売!廣瀬純=訳