発行年: |
2013.1 |
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発行元: |
constellation books |
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サイズ: |
A5判並製 |
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デザイン: |
宇平剛史 |
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仕 様: |
200頁 |
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注目の美術家・石川卓磨の新作「quarter」、そしてインタヴューを掲載。写真とテキストによる独自の表現。インタヴューでは、シャルダン、スーラ、映画をつらぬく写実の問題を語る。矢野静明×上田和彦、二人の画家によるロング対談を掲載。フランシス・ベーコンなどを題材に、「動くもの」としての絵画のポテンシャルを探る。思想史家の王寺賢太のロングインタヴューを掲載。ミシェル・フーコーのカント論をきっかけに、人間の自由の可能性を問う。
目次
Works: 001 - 013
quarter|石川卓磨(美術家)
Interview: 017 - 030
写実のたたかい──シャルダン・スーラ・黒|石川卓磨(美術家)
Dialogue: 031 - 069
絵画を動かす──ベーコン─ステラの肯定性|矢野静明(画家)×上田和彦(画家)
Essay: 071 - 077
楕円状の放物線──寓意をめぐる小考|松本潤一郎(フランス文学)
Essay: 079 - 085
人間の終焉と類似──模倣の政治経済学・序|大黒弘慈(経済学)
Thesis: 087 - 105
エレクトロニック・エコロジーズ──デーヴィッド・チュードアの電子音楽における複数の自然=性分|中井悠(音楽)
Interview: 107 - 138
私たちはいつでも逸脱できる──フーコー『カントの人間学』の射程|王寺賢太(社会思想史)
Thesis: 139 - 163
政治・アーキテクチャ・憲法──アクチュアルな思想史のために|上野大樹(政治哲学)
Critique: 165 - 173
スペクタクルに背を向けて──田代一倫《はまゆりの頃に》について|甲斐義明(美術史・写真史)
Critique: 175 - 182
理解/不理解の境界線──村川拓也『ツァイトゲーバー』|藤原央登(劇評家)
Critique: 183 - 188
建築の「たしかさ」について──山田紗子による「生きるための家」|櫻井拓(編集者)
Comics: 190 - 197
パサージュのイーナ──1: 知と悦楽の友|内村尚志(イラストレーター)