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Tagged: MISAKO & ROSEN

ART

Made in Tokyo

Daan van Golden

発行年: 2014.6
発行元: MISAKO&ROSEN
サイズ: 165×230mm
仕 様: 71頁
デザイン: 千原航
翻 訳: 奥村雄樹
1999年のヴェネツィア・ビエンナーレにてオランダ館代表として個展を開催するなど、オランダを代表するアーティストのひとり、ダーン・ファンゴールデン。
1964年の内科画廊(東京・新橋)での個展以来、日本国内では50年振り、二度目の個展が2014年にMISAKO&ROSEN(東京・大塚)で開催された。
本書は、ファンゴールデンの1964年の絵画作品「Untitled (Tokyo)」から東京を素材にした近作、1964年の東京滞在に関連する未公開の画像(平田実撮影の内科画廊の展示写真、モデル時代のグラビア等)をはじめ、63年の東京の美術の動向をふまえたファンゴールデン論も収録されている。

ダーン・ファンゴールデンは1936年ロッテルダム生まれ。現在はスヒーダム(オランダ)を拠点に活動している。初期は表現主義的な抽象画を制作していたが、1963年から64年にかけて滞在した東京での体験を経て、日本の服やデパートの包装紙の模様を起点として絵画の形式を探求するシリーズを展開する。同シリーズを出発点に既存の物事の中にアートを見出すという創造的な試みに取り組みはじめる。絵画のみならず、出生前から18歳まで娘のダイアナを撮影し続けた連作「Youth is an Art」をはじめとする写真、ファウンド・オブジェクト、映画、コラージュを手掛け、近年は自身の初期と後期の作品のイメージをデジタルな手法で組み合わせた「ダブルプリント」と題された、コラージュのシリーズを発表している。

テキスト:アンドリュー・マークル「帰ってきたダーン・ファンゴールデン」