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Tagged: 恵比寿映像祭

Critique

動いている庭

Gilles Clément

発行年: 2015.2.25
発行元: みすず書房
サイズ: 218 x 156 mm
仕 様: 216頁 / 上製
できるだけあわせて、なるべく逆らわない――これが現代造園の世界に新たな一ページを開いた庭師、ジル・クレマンの哲学である。
荒れ地での植物のふるまいをモデルとし、土地を土地のダイナミズムにゆだねつつ、植物を知悉する庭師の手によって多彩で豊かな進化をうながすプロジェクト、それが「動いている庭」だ。
本書は、庭づくりの手引きを越えた、自然と人間の関係をめぐる智恵の宝庫である。クレマンの思想は、生命のゆらぎのなかに生きるわたしたちに多くの示唆をもたらすだろう。

目次

I 秩序
II エントロピーとノスタルジー
III 奪還
IV 荒れ地
V 極相
VI 動いている庭
VII 実験
VIII ずれ
IX 放浪
X アンドレ・シトロエン公園の七つの庭
アンドレ・シトロエン公園の七つの庭の植物
動いている庭にまいた種子のリスト
連なりの庭の植物リスト
XI 新たな動いている庭
1 ローザンヌのフィセル
2 レイヨルの園
3 リヨン市
4 シャンブレ
5 ブルジュのレゼネ採石場
XII 動いている庭と共通点をもつ庭
1 ロシュ=ジャギュ
2 トレデュデ
3 モンジャック
4 その他
XIII 野原
野原にまいた種子のリストおよび経年変化
XIV サン=テルブランのジュル・リフェル農業高等学校
結論――動いている庭についての
XV 動いている庭から惑星という庭へ
1 評価
2 整備
3 教育
4 リサーチ 続きを待ちながら

補遺
1 アラン・ロジェ「動いている庭から惑星という庭へ」
  2 惑星という庭・自然・農業 訳者あとがき 文献 植物リスト