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Tagged: 畠山直哉

Critique

出来事と写真

畠山直哉・大竹昭子

発行年: 2016.2
発行元: 赤々舎
サイズ: 128×188mm
仕 様: 255頁/上製
都市と自然と人間との関係を写真に表象してきた畠山直哉は、東日本大震災で故郷 陸前高田が被災したことを契機に、その圧倒的な「出来事」を必然的にテーマとするようになった。ふるさとに通い、刻々と移りゆく現実を写真に撮りながら、写真家は考え続け、自身も変化していった。
2011年11月から始まった大竹昭子との対話は実に4年にわたり、起伏を孕んだ。偶発的な出来事と人間と写真----さまざまな問いを通じ、時間を重ね、その関わりが浮かび上がる。そして、写真とは何かという通底する問いかけは自ずとジャンルを超える力を帯び、アートや歴史、種々の事象へと話題は及んだ。世界の混沌に直面しながら生じる問い、切実に差し出される言葉。『出来事と写真』は、終わりのない未来への対話である。